立ち技打撃格闘技イベント「RISE」の年間最大興行「RISE ELDORADO 2023」(26日、有明アリーナ)でのRISE世界バンタム級王座決定戦で、志朗(29)がディーゼルレック・ウォーワンチャイ(23=タイ)に完勝した。

 1ラウンド(R)開始早々からキレのいいステップで距離をコントロールした志朗は、鋭い右ローを何度も蹴りぬいてダメージを与える。2Rは相手が積極的に前に出てきたが、これに冷静に対応して左ローや右のパンチをヒットさせ、ペースを譲らない。3Rもダメージで真っ赤になった相手の左太ももに冷徹なローキックをヒットさせ、さらに前蹴りとパンチで相手のボディーも攻めた。

 4Rも根性で前に出てくる相手を完封し、危なげない試合運びで的確な攻撃をヒットさせた。ここまでのオープンスコアで圧勝している志朗だが、最終5Rも攻撃の手を緩めずに仕留めにかかる。最後は2分37秒で豪快な右ハイキックを側頭部にヒット。後ろに倒れ大の字になった相手は、そのまま立ち上がらず、志朗のKO勝ちとなった。

 那須川天心に続いて日本人2人目のRISE世界王者となった志朗は「自分がこうやって世界のベルトを勝った時も負けた時も変わらずに応援してくれているファンの方々がいてくれるおかげです」と感謝の言葉。

 さらに「世界のベルトは取りましたが、去年負けた玖村(将史)選手にリベンジ、そしてワールドシリーズの54キロに出たいと思います」と、昨年6月の「THE MATCH」で敗れた相手へのリベンジと、7月2日に大阪で開催予定の「RISE WORLD SERIES」で開幕する54キロ級トーナメントへの出撃を志願した。

 なお、勝利後の恒例になっている人気パン屋訪問については「今回も、行くパン屋は決まっています。朝7時、8時からやっているところがあるので、そこに行きます」と小鼻を膨らませた。