フィギュアスケートの世界女王・坂本花織(22=シスメックス)が、貫禄の演技でファンを魅了した。

 22日に開幕した世界選手権(さいたまスーパーアリーナ)の女子ショートプログラム(SP)では、冒頭のダブルアクセル(2回転半ジャンプ)を軽やかに着氷させると、3回転ルッツ、3回転フリップ―トーループも成功。今季世界最高となる79・24点をマークし、堂々の首位発進を決めた。キスアンドクライでは自己ベストの80・32点に惜しくも届かず、苦笑いを浮かべる場面もあったが「今季一番いい演技ができた。とりあえず全部できて良かった。ホッとした」と安堵の表情を見せた。

 同会場で行われた19年大会はショートプログラム(SP)で2位に入りながらも、フリーの失速が響いて5位。あの時の出来事は今も忘れていない。「4年前に悔しい思いをしたリベンジもある。今年は1位で通過した。それくらいこの4年間で成長できたのかなと思うので、成長した部分も明後日のフリーで見せられるように頑張りたい」。さいたまで味わった借りは、さいたまで返してみせる。