まだ通過点だ。大相撲春場所9日目(20日、大阪府立体育会館)、元大関の十両朝乃山(29=高砂)が十両狼雅(24=二子山)を上手投げで下して8勝目(1敗)。勝ち越しを決めて来場所の幕内復帰を確実にした。

 取組後は「自分の中で勝ち越しは通過点。出場しているからには、優勝を目指している。明日から、また自分の相撲を取っていきたい」と気持ちを引き締めた。幕内復帰を確実にした状況にも「まだ場所が終わっていない。そういうものは、来場所の番付発表で感じると思う」と緩みはない。

 優勝争いは朝乃山と逸ノ城(29=湊)、〝令和の怪物〟こと落合(19=宮城野)と1敗で並ぶ展開。十両連覇を目指す元大関は「変な意識はない。自分との戦いです」と言い切った。