〝元大関対決〟を制した。大相撲春場所5日目(16日、大阪府立体育会館)、元大関の十両朝乃山(29=高砂)が元大関の十両栃ノ心(35=春日野)を下して4勝目(1敗)を挙げた。立ち合いから鋭く踏み込んで右を差すと、左上手もガッチリつかんで一気に寄り切った。
2場所連続の十両優勝での幕内復帰を目標に掲げる中、4日目は幕内優勝経験者の逸ノ城(29=湊)に黒星。宿舎に戻ると、映像を何十回も見返した。「結果は悔しいけど、前に出て負けた。次につながる相撲だった」と気持ちを切り替えて臨んだ一番。「しっかり踏み込んで、負けないように意識した。目の前の一番に集中した」と納得の表情を浮かべた。
十両の土俵で元大関同士が対戦するのは史上初。「栃ノ心関とは本場所(幕内)でずっと取っていたし、巡業では右四つをよく教えてもらっていた。今があるのは、栃ノ心関のおかげ」と相手への感謝の思いを口にした。
序盤を終えて、全勝の逸ノ城を1差で追走。「変わらず前に出る自分の相撲を取っていきたい」と気持ちを引き締めた。











