V候補の〝大本命〟に土がついた。大相撲春場所4日目(15日、大阪府立体育会館)、元大関の十両朝乃山(29=高砂)が元関脇の十両逸ノ城(29=湊)に今場所初黒星(3勝1敗)。朝乃山が右を差して前へ出たが、土俵際で逸ノ城に左上手を許して豪快に投げられた。

 互いに元役力士で、幕内優勝を経験。ともに不祥事による出場停止で番付を下げ、十両の土俵で対戦する巡り合わせとなった。取組後の朝乃山は「上手を取れないまま前に出た。自分の悪い癖が出た。体も伸びきっていた」と反省しきり。「自分は変わらず、目の前の一番に集中するだけ。また明日から自分の相撲を取り切る」と気持ちを切り替えた。

 十両の土俵は全勝の逸ノ城らを1敗の朝乃山、〝令和の怪物〟こと落合(19=宮城野)らが追いかける展開となった。