まさかの黒星発進だ。大相撲春場所初日(12日、大阪府立体育会館)、綱とりに挑む大関貴景勝(26=常盤山)が小結翔猿(30=追手風)に不覚を取った。
頭で当たって一気に前に出たが、土俵際ではたき込まれて腹から土俵に落ちた。これで格下の翔猿には3連敗。取組後は報道陣のオンライン取材に応じず、会場から引き揚げた。
昨年11月の九州場所は優勝同点(12勝3敗)、初場所は3度目の優勝(12勝3敗)を達成。綱とりには2場所連続優勝が必要となる中、いきなり出足でつまずいた。
横綱昇進の可否を最初に判断する審判部の佐渡ヶ嶽部長(元関脇琴ノ若)は「立ち合いからの流れが良かったが、土俵際で翔猿にうまく回り込まれた。立ち合いの当たり、出足ともに良かったけど、最後に急ぎすぎたかな」と結びの一番を分析。「まだ初日ですから。ここから開き直って大関の責任を果たしてほしい」と奮起を促した。
一方の翔猿は「体が動いていた。うれしい。自信につながります」と、してやったりの表情だった。












