岸田文雄首相(65)は26日、都内ホテルで開かれた第90回自民党大会で、昨年の参院選の最中に凶弾に倒れた安倍晋三元首相を追悼した。
今回の党大会は4月の統一地方選の決起大会と見られていた中、岸田首相は総裁演説で「本日の党大会と、昨年の党大会を比べる時、失ったものの大きさを実感せざるを得ません」と話し、選挙中に起きた安倍氏の銃撃事件に対し「未曾有の事件が起こりました。一報を聞いてヘリコプターで総理官邸に戻った時の気持ちを今でも忘れることができません」と振り返った。
自民党が2012年に政権を奪還してから10年が経過したことに触れた時も「安倍総裁のもと〝日本を取り戻す〟、そう固く誓って当時の民主党政権から政権の座を奪還した。安倍元総理の強力なリーダーシップのもと、多くの仲間とともに日本の未来を切りひらくために死力を尽くしてきた。かつて〝六重苦〟と言われた経済状況は、大きく改善し、雇用も企業収益も、もはやデフレ状況ではないところまで戻ってきた。安倍氏、菅義偉前首相が築いてきた前進の10年の成果の礎の上に、次の10年を作るため新たな一歩を踏み出すときです」
来賓としてあいさつした公明党の山口那津男代表も「安倍首相を失ったことは痛恨の極みです。生前のご指導に感謝を申し上げます」とあらためて追悼した。
一方、初めての統一地方選や衆院補選を控える岸田首相は「きたる統一地方選を必ず勝ち抜こうではありませんか。(補選を含め)いずれも国政に影響を与えるかもしれない重要な選挙。自民党の議席をみんなの力で守り抜こうではありませんか」と力強く訴えた。












