参院本会議が22日、開かれ、昨年の参院選で当選してから1度も国会に登院していないNHK党のガーシー(東谷義和)参院議員(51)に対し、「議場での陳謝」を賛成多数で可決した。この採決を山本太郎代表(47)率いるれいわ新選組の参院所属議員5人は棄権した。
起立方式で行われた採決はほとんどが起立し、過半数と認められ、処分が決定した。れいわはこの直後、棄権した理由について声明文を発表した。
「『議場での陳謝』と、自民党と立憲民主党が大筋合意。『議場での陳謝』が確定すれば、議場での陳謝セレモニーに移る。そこに本人が来なければ、再度懲罰委員会で『除名』が決まり、その後、参議院本会議にて、記名採決で除名が確定という流れのようだ」と経緯と今後の流れを指摘した。
除名には参院本会議で出席議員の3分の2以上の賛成で議決となるが、「私たちはそのようなレールには乗らない。つまりは参加しない。なぜなら、進め方にも問題があると考えているからだ」と除名の採決が行われる際も棄権するとして、ガーシーの処分への経過に異議を唱えた。
ガーシーは1月時点で「3月帰国」を宣言していたとあって、「その時期を待たずに、国会が除名処分へと駒を進めようとする動きはマズイのではないか。本人に帰国の意思があり、その時期を示しているならば、その予定に合わせたスケジュール組みを行うのが合理的ではないか」と指摘する。
さらに「今回のことをきっかけに近い将来、国会の大きな政党間の恣意的な運用で、気に入らない議員や党を処分、排除など行える入り口となることを危惧するからである」とあしき前例になりかねないとする。
れいわはガーシーに対し、「特に連帯感を持っていない」とも書き添えているが、「私たちは、国会の多数決で排除する行為には最大限の慎重さを求める」とNHK党とは少数派としては共通しており、危機感を訴えた形だ。












