2024年パリ五輪で初採用されるブレイキン(ブレイクダンス)の注目度が急上昇中だ。19日の全日本選手権最終日(東京・代々木第二体育館)は、大会史上初めてNHKの地上波で生中継された。かつてブレイキンに熱中していたお笑いコンビ「ナインティナイン」の岡村隆史(52)が特別ゲストとして出演し、自らステージ上で演技も披露。従来のNHKのスポーツ中継とは一線を画す内容となった。

 NHKは生中継だけでなく、大会ホームページも充実させた。速報はもちろん、ハイライト動画やスコアなども細かくチェックできる力の入れよう。ある大会関係者は「パリ五輪前年ということもあると思うが、18日には半井重幸(20=ダンサー名・SHIGEKIX)のドキュメンタリーも流しているし、それだけ注目されているのだと思う」と指摘した。

 選手たちも注目度の高さを肌で実感している。男子で3連覇を果たしたSHIGEKIXは「テレビなどのメディアに出ているのを画面越しで見た子供たちが、逆立ちとかをしている姿を親御さんが撮って、SNSに上げてくれている」。

 女子で2連覇を達成した福島あゆみ(39=AYUMI)も「京都から東京に着いてテレビを付けたら、ブレイクダンスの特集がバーッとやっていてびっくりした。東京駅にもいろんな選手の写真があったとみんなが言っていて、すごいと思った」と興奮気味に語った。

 カルチャーでもあり、スポーツでもあるブレイキン。五輪での採用は〝メジャー化〟の大きなきっかけとなりそうだ。