中国への返還を21日に控えた東京・上野動物園のジャイアントパンダ「シャンシャン」の最終観覧が19日に行われ、訪れた多くのファンが最後の時間を惜しんで涙した。
シャンシャンは2017年6月に上野動物園で父リーリー、母シンシンの子として誕生。当初は2020年12月までに中国に返還される予定だったが、新型コロナの影響で約2年間、計5回延期されていた。
そんな中で昨年11月に返還が決定してから、シャンシャン人気がさらに爆発して観覧希望者が殺到。1月21日から観覧の事前申し込みと抽選を行い、1日の観覧者数を限定して公開してきたが、観覧最終日の19日は倍率24倍のプラチナチケット、最後の1時間に限っては70倍のスーパープレミアチケットとなり、中国国営中央テレビも駆けつけるフィーバーぶりだ。
これまで30回以上シャンシャンに会いに来た茨城県の60代女性は「いつも来ると寝てることが多くて、顔を見られたのは半分くらい。もう会えないと思うと本当に悲しい。いいお母さんになってもらって、いつか四川にに行った時は、元気な子供を見せてもらいたい」と涙。
新潟から来たという30代女性も「シャンシャンの公開が始まった当初は、ライブカメラの映像にくぎ付けだったけど、打ち切りになってからは2か月に1回くらい上京して会いに来ていた。最近は体重が減って元気がないのかなと思ってたけど、今日はバリバリ食べてて安心。いいお母さんになってほしい」と目を潤ませた。
5歳半と大人になったシャンシャンは最近、発情兆候を見せており〝結婚適齢期〟。21日に中国四川省のジャイアントパンダ保護研究センターに引っ越しして、繁殖相手を探すことになりそうだ。












