自民党の西田昌司政調会長代理が一部で炎上している。
同氏は7日、LGBTなどの性的少数者への理解増進を図る法案に関し「差別の禁止や法的な措置を強化すると、一見よさそうに見えても人権侵害など逆の問題が出てくる」などと記者団に語った。
法案は2年前の2021年に超党派の議員連盟が通常国会提出を目指したものの、見送られた。「差別は許されない」という文言を拡大解釈することで「訴訟乱発を招きかねない」となったからだ。
西田氏はこの文言について「かつて人権擁護法案やヘイトスピーチ禁止などが議論された。進める人は禁止規定や罰則と言う。それは社会分断させてしまうのでよくない」と強調。これが「差別禁止は分断生む」と意訳され、多方面で物議を醸すことになった。
ジャーナリストの江川紹子氏は8日、ツイッターで「何言ってるかよく分からない 差別って、正当な根拠なく他者を劣ったものとみなして、不当に扱うこと、ですよ」と指摘。ウーマンラッシュアワーの村本大輔も「差別禁止は分断を呼ぶ?ん?なぞなぞ?」とツイートした。
コメディアンのぜんじろうに至っては「新ネタの一発ギャグでしょうか?R―1でも出場するんですかね?(笑)」とコキ下ろした。
そんななか、西田氏は8日夜に自身のユーチューブチャンネルを更新。LGBT問題について「既成の価値観を、秩序を潰して変えていこうという運動が、戦後ずっと続いている。政治的な運動として共産党など左翼勢力が中心としてやってきている。左翼勢力が既成の家族、地域、伝統的な価値観を粉砕することを目的にそういう運動をしている。LGBTの方々、皆そうだというわけではないですけども、多分にそういうことの先方を担がされているのが現実なんですよ」と持論を展開した。
続けて「ですからそういう方々の言説に乗って社会を分断する方向にすることは良くない。これが自民党の中で(2年前に)その文面を止めていた理由なんですね。ですから、そこをしっかり外して理念法という形でやるのだったら自民党の中では(理屈が)通ると説明してきた」と述べた。
西田氏はメディア報道に対しても「私の発言を全体を見ないで、差別的な言動をしていると言っている」と指摘。その上で「我々が揺るぎない事実として知っておかなきゃならないのは、LGBTの方であっても、そうでない方でもこの世に存在する。ということは。我々も両親がいたと。そしてその両親にもまた両親がいたと。永遠の過去から存在をしていただいたことが、今日の我々が存在する唯一の理由なんですよ。この仕組みを次の世代にもきっちり伝えていかなければならない」などと語った












