日本サッカー協会の田嶋幸三会長が、アジアサッカー連盟(AFC)の総会に転籍問題で揺れるロシアサッカー連合(RFU)の会長が出席したことを明かした。

 ロシアはウクライナ侵攻により欧州サッカー連盟(UEFA)や国際サッカー連盟(FIFA)に国際大会から締め出されており、状況打開のためAFCへの転籍を画策している。

 AFC総会を受けて6日に取材に応じた田嶋会長は「UEFAでもAFCでも議論はしているという話は聞いた。(ロシアが転籍に)興味があるというのも」と水面下で議論が出ているとした上で「ロシアの会長も総会に来ていた」とRFUトップがAFC総会に出席していたことを語った。

 他大陸の連盟から参加することはしばしばあるようでロシア側の狙いは不明としたが「どこまで現実的かはちょっと分からない。最終的な議論をするところには至っていない。ただ、どこかで議論して話し始めたら、決まるのも早いかもしれない」と転籍の実現性は否定しなかった。

 それでも「トラブルがあって他の大陸にいくというのは、前にイスラエルがあったが、あそこの対立と今回を一緒にしていいのか疑問に思っている」とクギを刺し「スポーツと政治はしっかりと分けていかなければいけないという考えも私はしっかり持っている」との考えを強調した。

「当初の感じでいえば、UEFAがロシアに対して非常に厳しい態度を取っているのは間違いない。それによってFIFAも今のような状況になっている」と現状を説明したが、ロシアの転籍問題がどのような展開になるのかは予断を許さない。