綱とりの夢はつながるか。大相撲初場所14日目(21日、東京・両国国技館)、大関貴景勝(26=常盤山)が関脇豊昇龍(23=立浪)を退けて11勝目(3敗)。優勝争いの先頭を守り、13場所ぶり3度目の優勝に王手をかけた。

 立ち合いで豊昇龍の当たりを受け止めると、左でいなしてはたき込み。取組後は取材対応せず、沈黙を貫いた。

 佐渡ヶ嶽審判部長(元関脇琴ノ若)は「大関が落ち着いていた。よく見て立ち合っているし、力も出ている。この場面で大関らしさを見せてくれてよかった」と相撲内容を評価した。すでに今場所の綱とりが絶望的となる中、同部長は千秋楽(22日)に審判部内で貴景勝の綱とりについて話し合う可能性について「今の時点で考えていません」と改めて否定した。

 千秋楽は3敗でトップに並ぶ幕内琴勝峰(23=佐渡ヶ嶽)との直接対決に臨む。貴景勝が優勝すれば、来場所で綱とりに再挑戦。V逸なら〝白紙〟に戻るだけに、一人大関にとっては絶対に負けられない一番となりそうだ。