初優勝へ大きく前進した。大相撲初場所13日目(20日、東京・両国国技館)、元大関の十両朝乃山(28=高砂)が十両金峰山(25=木瀬)を突き落として12勝目。1敗同士の対決を制してV争いで単独トップに立った。金峰山に突き放されて土俵際まで後退。とっさに突き落として白星を拾ったが、物言いが付く際どい勝負となった。

 取組後は「自分の足が(先に)出ていたように見えた。相手が勝っているか、運が良かったらもう一番と思っていた。勝ちは勝ちですけど、相撲内容には納得していない。相手の突きを受けるだけになった。距離を取られてから焦りが出た」と反省点を挙げた。

 優勝争いの先頭に立ち、14日目の勝敗次第では千秋楽前に自身初の十両優勝が決定する可能性もある。元大関は「今日は今日。あと2日間あるので、切り替えて集中してやっていきたい。14日目にも優勝? 周りのことは意識しない。自分との戦い」と気持ちを引き締めた。