大相撲の元大関で三段目の朝乃山(28=高砂)が23日、出稽古で高砂部屋に訪れた宮城野部屋らの力士と汗を流した。幕下以下の他、十両の炎鵬、北青鵬、魁勝(浅香山)、欧勝馬(鳴戸)の関取衆と計19番。「僕だけじゃなくて高砂部屋全体でいい稽古ができたと思います」と振り返った。
先月の名古屋場所は6場所出場亭処分明けで約1年2か月ぶりに復帰を果たし、7戦全勝で三段目優勝。「花道入っていくときの拍手や、呼び出しさんにしこ名を呼んでもらい、本土表に立てることがうれしかったです。(大きな拍手には)泣きそうになりました。力になりましたし、やっぱり、応援してくれる方がいるので裏切ることはしたくないですし、また期待に応えていきたいです」と力を込めた。
場所後は地元富山に帰省していないようで「帰れる度胸がないですね」とポツリ。「胸を張れるのがいつになるか分からないですけど、戦っている姿を見てもらってもう一度応援してもらえるように、認められるようになってから帰りたいと思います」と次回の帰省は未定とした。
この日は稽古場に宮城野親方(元横綱白鵬)も訪れ、言葉を交わす場面もあった。朝乃山は「当時、横綱白鵬関は(巡業に)ずっといたので、(今日は)そういう巡業みたいなピリピリした空気になっていました」と明かす。一方の宮城野親方は「もう、モノが別格だなという感じだった」と元大関の稽古に感心していた。
秋場所(9月11日初日、東京・両国国技館)に向けて、先場所の成績を「通過点」と強調する朝乃山は「しっかり前に出る相撲を取っていけば本場所も勝てると思います。下がって投げたり、引いたりする相撲はしないように。負けても前に出る相撲を取りたいです。体は動いています」と力強く語った。












