韓国1部蔚山現代の洪明甫監督(ホン・ミョンボ=53)から「日本人選手の中で最悪だ」などと猛批判されたことを受けて、全北現代の元日本代表MF天野純(31)が12日に現地メディアに悲痛な思いを吐露した。
天野はJ1横浜Mから昨季蔚山に期限付き移籍して活躍し、今オフにライバルチームの全北に再び期限付き移籍。しかし両クラブは宿敵同士のため、11日に蔚山の洪監督が「今まで会った日本人選手の中で最悪だ」などと感情をむき出しにして激しく非難した。
厳しい言葉の数々に波紋が広がる中、12日に天野がクラブハウスで急きょ会見を開いた。
韓国放送局「JTBC」などによると、天野は洪監督の発言について「ショックを受けて失望もした」と動揺をあらわにした。それでも「洪監督は私をKリーグに連れて来てくれて、17年ぶりの蔚山優勝のために一緒に戦った戦友だと思う。今も尊敬している」と殊勝に話し、非難の応酬となることを避けた。
また、全北と蔚山はただでさえ宿敵同士でプレーが激しくなるが、さらに今回の遺恨まで加わったことで直接対決で天野が危険なプレーの〝標的〟となる危険性も現地メディアは指摘。そうした中で相手選手から日本語で「気をつけろよ」と不穏な〝警告〟もあったという。
その上で天野は洪監督が批判した移籍劇について説明。洪監督は天野についてカネを重視して「うそをついた」と糾弾したことに「うそではなかった。蔚山のほうに契約の意志がなかった」と反論。「蔚山と昨年夏から契約に関する話をしたが、シーズンが終わってからも日本に帰ってもしばらく蔚山から正式はオファーがなかった」と蔚山側に契約延長の意思がなかったと強調した。
「監督にはクラブに残ると言ったのは事実だが、クラブ側は私と契約意思がないと感じた」と重ねて説明。そうした中で全北はいち早く天野にラブコールを送り、11月中旬には全北移籍へ心が傾いていたと語った。
韓国のレジェンドと元日本代表選手による大騒動は収束どころか波紋が広がるばかりだ。










