25日放送の「サンデージャポン」(TBS系)ではロシアによるウクライナ侵攻が取り上げられた。国際政治学者の中村逸郎氏が出演し、解説した。

 ウクライナのゼレンスキー大統領が21日に訪米。中村氏は「ゼレンスキー氏は焦っている。なぜなら来年1月から2月にロシアが20万人規模の総攻撃をするのではないかと言われている。その中で核が使われるんじゃないかと。ゼレンスキー氏は2月末に和平案を出したい。総攻撃に対して抑止ということだろう」と指摘した。

 さらに、中村氏によるとロシアのプーチン大統領の周辺で動きがあるという。「今回の軍事侵攻はプリゴジン氏が作った民間軍事組織『ワグネル』が実際は動かしている。この人が最近言っているのは『この戦争うまくいっていない』『間違っている』と。何でこんなこと言っているかというと、次の大統領選で後継者を狙っているのではないか」

 エフゲニー・プリゴジン氏はプーチン氏の側近。その側近が裏切ろうとしているというのだ。来年早々にもロシアのウクライナ侵攻は大きな節目を迎えそうだ。