愛知県江南市の市立中学校で19日に男性講師が男子生徒に暴力を振るっていたことが20日に分かったが、原因が理科の授業中のフレミングの法則だということで話題になっている。

 フレミングの法則は左手の親指、人差し指、中指に電磁力、磁界、電流の方向をあてはめて覚えるもので、多くの人が習った記憶があるだろう。それを授業で取り扱っている最中に男子生徒が男性講師に向かって中指だけを立てたという。

 中指だけを立てるサインは欧米では相手を侮辱することになるのでタブーとされる。男性講師は「アメリカでそれをやると殺されるぞ」という趣旨の発言をし、生徒の首をつかんで壁に押し付けるなどの暴力を行ったという。

 本当に男子生徒は中指を立てたのか。たまたまそう見えたということはないのか。江南市教育委員会の担当者は「事実としてそういうことはあったようです」と話した。また、男性講師は米国に言及しているが、過去に海外に住んでいたなどの経験があるかについては「確認していません」とのことだ。

 フレミングの法則から暴力沙汰に発展したという意外性にネットでは大いに議論が交わされている。「そのうち学校でフレミングの法則が使用禁止になりそう」「教えたのは暴力の方向か」「確かに海外でやったら撃たれて終わると思う」「教師が一方的に悪いわけではない」「沸点の低い教師が悪い」などと意見はいろいろだ。

 もっとも、同市教育委員会の口は重い。「被害者の保護者から『これ以上大げさにしないでほしい』と言われています」と担当者は明かした。