立憲民主党は24日、国会内で世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の〝宗教2世〟被害者から養子縁組などの問題についてヒアリングを行った。
旧統一教会で行われてきた信者同士の養子縁組に法的な問題がある可能性が指摘されている。この日、天野ゆとりさん(仮名=統一教会祝福2世)は、養子縁組の問題や1世信者両親の老後破綻問題、与野党で協議中の被害者救済案などに言及した。
天野さんは、兄が養子に出されたことについて「声を聞いたこともない兄に会いたいけれど、会えない環境になってしまいました。教会内の養子縁組は、生みの親・育ての親、きょうだい、養子に出されたきょうだい全員が信仰を持っていないと成り立ちません。結局、振り回されるのは私たちきょうだい2世で、信仰をなくすと、まさに地獄のようになってしまいます」と訴えた。
次に〝1世信者両親の老後破綻問題〟は「両親がカードでめいっぱい借金をすると、献金どころか生活費も危うくなり、子供にお金の無心をします。統一教会では『為(ため)に生きなさい』という教えがあり、お金に対し、嫌な顔をすると『自己中心的な最低最悪』と父に怒鳴られ、泣きながら銀行に借りに行ったことが何度もあります」と告白した。
政府の被害者救済法案について「政府案の債権者代位権は扶養家族だけが対象です。私は両親の扶養を外れているどころか、きょうだいのサポートを受けながら両親を扶養する立場におり、救済対象に入りません。これは決して特殊な状況ではなく、同じく声を上げている〝被害者2世〟の多くが扶養から外れています」と問題点を指摘する。
最後に天野さんは被害者救済法案に動く立憲議員たちに「今一度、声を上げている被害者2世の実態に目を向けていただき、もう一歩二歩、踏み込んだ救済案をお願いします」と要請した。
全国霊感商法対策弁護士会の木村荘弁護士は「(被害者救済法案は)使える法案にしてもらいたい。(与野党に)こういう事例があると協力できることはしたいです」と語った。












