引きずるわけにはいかない。大相撲九州場所2日目(14日、福岡国際センター)、カド番の大関正代(31=時津風)は幕内高安(32=田子ノ浦)を寄り切って初白星。もろ差しで一気に攻めて相手を土俵外に退けた。取組後は「素直にうれしい。落ち着いて取れたと思うのでよかった」と安堵した。

 前日は新小結翔猿(追手風)に屈したが、体の仕上がりに不安は感じていなかった。この日も過去5連勝中の高安に「いろいろ考えてくると思うので、ちょっとやりづらさは感じましたけど、よく体が反応してくれた」と手応えを口にした。あとは持ち味を出しきれるかどうか。「九州の土俵にも少しずつ慣れてきているのかなと感じるので、もう少し立ち合い圧力が出てきたらなと思います」

 大関陥落の危機やご当所など重圧がかかる立場。「あんまり意識するとどうしても硬くなる」と話す大関は「吹っ切れてその日の一番に集中できれば」と気持ちを引き締めた。