大相撲九州場所(13日初日、福岡国際センター)を控えた11日、伊勢ヶ浜審判部長(62=元横綱旭富士)が2大関に奮起を促した。

 今場所は先月18日に両ヒザの手術を受けた横綱照ノ富士(伊勢ヶ浜)が休場。この日の取組編成会議後、報道陣の電話取材に応じた同部長は、弟子について「まだしこが踏めない。リハビリはずっとやっていたけど、(場所には)間に合わない」と現状を説明。続けて「しこを踏めない者に対して相撲を取れとは言えない。そういった意味では別に本人と話し合いしようが、何しようがそういうこと(休場)は必然と分かること。本人もそれで承諾していると思う」と、メスを入れた当初から休場が既定路線だったことを明かした。

 現在は上半身のトレーニングを行いながら、下半身に関しては「リハビリしかできないということ」。復帰時期を問われても「それは分からない。今やれることをしっかりやるしかない」と話すにとどめた。

 横綱に昇進した昨年名古屋場所以降、照ノ富士が初日から休場するのは初めて。そうした中、同部長は貴景勝(常盤山)、正代(時津風)の両大関に言及した。「やはり横綱がいなくなったら次は大関。この2人がしっかり引っ張っていく形になるのが望ましい」。名古屋場所、秋場所と2場所連続で平幕が賜杯を手にしており「大関がしっかり自覚を持ちながら、考えながら頑張ってほしい」と期待を寄せた。