ボクシングのWBC世界ライトフライ級王者・寺地拳四朗(30=BMB)との2団体統一戦(1日、さいたまスーパーアリーナ)に敗れたWBA同級スーパー王者・京口紘人(28=ワタナベ)は、今後についての明言を避けた。

 拳四朗の左ジャブや素早い出入りで距離を制され、5ラウンド(R)に最初のダウンを喫した。それでも立ち上がると、猛烈な反撃。会場を大いに沸かせた。だが、その後も拳四朗の牙城を崩せず。的確な打撃でダメージを蓄積させられると、7R2分36秒、右ストレートを顔面に受けてひざから崩れ落ち、レフェリーに試合を止められ、TKO負けとなった。

 試合後、スッキリした表情でインタビュースペースに現れた京口は「結果を出せなかったので、悔しい気持ちでいっぱいです」。5Rに見せた驚異の反撃について記憶がないとしつつ「トレーニングしてきたからこそ出た反撃だと思うんですけど、結果に結ばなかったのは正直悔しいです。ただ、やり切ったなというのはあります」と話す。

 拳四朗のジャブは戦前から警戒していたというが「思った以上に強いジャブで、戦いながら『どうしよう』という思いで。WBCのチャンピオンですし、強かったです。どう崩そうかなと思いながら戦ったんですけど、8度防衛したことのあるチャンピオンですし、その強さを肌で感じました」とした。

 プロ初黒星に「すごい悔しい思いなんですけど、人間いつか負けは来ると思っていたので。負けが悔しいというより、たくさんのサポートがあった中で結果を出せなかったのが悔しいです」と無念気に話す。その上で今後について「簡単に『次、頑張ります』という言葉は言えなくて…現時点では『次、頑張ります』とは言えないです。今後は考えたい? そうですね。少しゆっくりしたいなって思います」とした。

 負けてなお強さを示した京口の再起に期待だ。