元アルゼンチン代表FWディエゴ・マラドーナさん(享年60)が「神の手」「5人抜き」と呼ばれる伝説のゴールを決めた1986年メキシコW杯準々決勝イングランド戦で使用された試合球がオークションに出品されることに英国内で批判の声が上がっていると、英紙「サン」が報じた。

 英競売会社の「グレアム・バド・オークションズ」によると、出品者は同戦で主審を務めたチュニジア人のアリ・ビンナセル氏。同戦でマラドーナさんが着用したユニホームが今年競売にかけられた際、約11億6000万円で落札された。今回の落札価格は300万ポンド(約5億円)と予想されるという。

 そんな中、同紙によると、同戦に出場してゴールを決めた元イングラド代表のエースFWガリー・リネカー氏が試合球を出品したビンナセル氏を激しく非難したという。特に「神の手」ゴールは主審のミスジャッジだったことから「(オークションは)本当なのか。そんなことしていいのか。愚かな審判だ。ずっと食器棚に置いておけばいいのに。サッカーW杯の歴史の中でレフェリーによる最大のミスをお金に変えようとしている」と憤慨した。

 さらに同紙はファンらの「マラドーナはチートだったが、少なくても偉大な選手だった。この男は恥ずかしい」「ボールが有名になったのは、ひどい判定のおかげだ。オークションはやめるべき」「なぜ彼はボールを手に入れたのか。利益を上げるためだろう」との意見も紹介していた。