柔道の世界選手権3日目(8日、タシケント)、男子73キロ級決勝が行われ、2017年大会覇者の橋本壮市(31=パーク24)は、ツェンドチル・ツォグトバータル(モンゴル)に敗れ、5年ぶり2度目の優勝を逃した。

 2年後のパリ五輪代表入りへ「世界選手権で優勝することが重要」と語っていた橋本。決勝はともに指導2でゴールデンスコア(GS)に突入し、再開直後に間合いを詰めたところ、小内刈りで技ありを奪われた。

 1992年バルセロナ五輪95キロ超級銀メダルの〝元暴走王〟小川直也氏は「最後に集中力が切れたのかなという感じがあった。橋本選手のことをよく研究されていたのもあるけど、GSに入ってからちょっと一瞬集中力が切れたところに小内刈りをもらっている」と指摘。一瞬のスキが明暗を分けてしまった。

 王者奪還はならなかったが、まだパリ五輪への道は閉ざされていない。「別に力の差があるわけではなくて、ワンミスでやられたので、優勝できる力はある。パリ五輪を目指して再挑戦してもらえたら」とエールを送った小川氏。橋本はこの敗戦を力に変えることができるか。