フィギュアスケート男子で五輪2大会メダリストの宇野昌磨(24=トヨタ自動車)は、自らの現状を冷静に分析している。
今季初戦となった日本、北米、欧州の3地域対抗戦として男女混合チームでフリーの合計点を競うジャパンオープン(8日、さいたまスーパーアリーナ)では、新プログラムのバッハの「G線上のアリア」に乗り、ループ、サルコー、トーループと3種類の4回転ジャンプを成功。4回転フリップが2回転になるミスなどもあったが、193・80点をマークして1位。日本の2018年大会以来となる優勝に貢献した。
完璧ではない中でもさすがの演技を見せた宇野。しかし、当の本人は9月に国際スケート連盟(ISU)公認大会で史上初めてクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)を成功させたイリア・マリニン(米国)と比較した上で「今大会はマリニン選手が本当にすばらしい演技をしていた。僕はマリニン選手の方がすばらしい演技だったと思っている」と神妙に語った。
今後の飛躍が期待されるマリニン。ただ、宇野も負けるつもりはない。「彼とこれからもずっと戦っていけるような選手で居続けるために、ジャパンオープンという大会に出て、彼がいてよかったなと思っている。今シーズン1年も一緒に戦っていきたい」。先輩として勝負の世界の厳しさを伝える覚悟だ。











