テレビ朝日の玉川徹氏が28日放送の「羽鳥慎一モーニングショー」で、安倍晋三元首相の国葬で菅義偉前首相が行った追悼スピーチについて「当然これ、電通が入ってますからね」と話したことの余波が続いている。

 玉川氏は翌29日の放送で「この発言は事実ではありませんでした。さらに、電通は全く関わっていないことが分かりました」と謝罪。

 とはいえ一件落着とはならず、30日に自民党の西田昌司参院議員がユーチューブチャンネルを更新し、玉川氏を批判した。

 西田氏は「テレビ朝日の玉川という局の社員だそうですが、菅氏の弔辞を完全に腐す無礼千万なコメントをしていた。報道の自由はありますが、事実に基づかないで社員が腐す発言をするというのは報道の自由を超えた政治的な発言です」と指摘した。

 続けて、「お詫びで済む話じゃない。テレビ朝日としての責任を取ってもらいたい。厳正な処分をしないといけない」と処分の必要性を訴えた。

 西田氏のチャンネルは登録者8万人以上。自民党の野党時代には「ヤジ将軍」と呼ばれるなど、追及に定評がある。果たしてこの騒動はどこまで発展するのか。