公明党の熊野正士参院議員(57)が、知人女性にセクハラ行為をしたとの報道を受け、公明党は7日、ツイッターで事実経過と謝罪のコメントを発表した。セクハラが事実であれば議員辞職を求めるとしたが、熊野氏の妻が女性への訴訟準備を進めているとして、事態は泥沼化しそうな雲行きになってきた。

 党本部は「わが党の所属議員が、昨日、ネットに掲載された週刊誌報道により、ご心配をおかけしていることについては、大変遺憾であり、党員・支持者をはじめ、国民の皆さんに深くお詫びを申し上げます。週刊誌の報道にある熊野議員と当該女性とのLINEによるやりとりは山口代表も北側副代表も、この週刊誌報道ではじめて知りました」とコメントした。

 この問題については、デイリー新潮と文春オンラインが6日夜、熊野氏が知人女性にわいせつ行為や卑猥な内容を含むメッセージを送っていたと報じた。

 党側は「現在、熊野議員は入院中であり、報道された内容について本人に確認ができない状況でありますが、仮に事実であれば言語道断であり、公明党議員としてあるまじき行為です。今後、本人に報道された内容について確認し、そのような事実があれば、党として議員辞職を求めてまいります」。

 また熊野氏の代理人弁護士によれば、「当該女性が主張することは余りにも一方的で、事実経過と明らかに異なる」としている。熊野氏は女性側に脅されたことで精神的に追い込まれて、入院に至ったという。

 熊野氏の妻も別の弁護士に依頼し、女性側に法的措置を取る動きがあるとして、事態は泥沼化の様相をみせている。