ギリギリの状態だった――。大相撲秋場所10日目(20日、東京・両国国技館)、横綱照ノ富士(30=伊勢ヶ浜)が日本相撲協会に「両変形性膝(ヒザ)関節症 右膝骨挫傷にて3週間の安静加療を要する見込みである」との診断書を提出し、休場した。

 この日、電話取材に応じた師匠の伊勢ヶ浜親方(元横綱旭富士)は、前日のうちに照ノ富士から休場の申し出があったことを明かした。

 同親方によると、かねて両ヒザに不安を抱えていた照ノ富士は痛み止めを打ちながら土俵に上がっていたが、これ以上続けると靱帯に影響を及ぼすため、病院から「もう無理だ」と伝えられたという。

 横綱のヒザの状態について、同親方は「どっちも悪いが、右のほうが悪い。骨が完全にずれている」とした上で「場合によっては手術も必要になってくると思う」と今後の見通しを語った。

「(故障箇所の)炎症は何日かで止まると思う。それから、どうするかというのはしっかり考えてやっていかないといけない」(同親方)。たとえ時間がかかっても横綱は万全の状態でカムバックするつもりだ。