自民党安倍派の後継者争いが不透明だ。19日、安倍派は3年ぶりとなる研修会を都内ホテルで開催。7月の参院選中に銃撃され死去した安倍晋三元首相の映像を流し、黙とうをささげた。
さらに、遺影に使われた安倍氏の写真を所属議員に配布。研修会の講師には安倍氏と国家観などを共有するとして、ジャーナリストの櫻井よしこ氏らが招かれた。塩谷立会長代理は「改めて安倍会長の基本的な政策の原点を学び直し、清和会の新たなスタートとしたい」と呼びかけるなど“安倍づくし”だった。
安倍氏が凶弾に倒れてから約2か月半がたったが、脱安倍どころかますます安倍氏頼りになっている。安倍氏が残した世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題に苦しめられているとはいえ、派閥の長がいない状況では仕方がないのかもしれない。
安倍派の後継者と目されているのは、下村博文元文科相、萩生田光一政調会長、西村康稔経産相らだ。下村氏と萩生田氏は旧統一教会問題が直撃中。西村氏もコロナ担当相時代のコロナ対応が今でも批判されているだけでなく、最近は経産省内で作られたというトリセツ騒動があったばかり。今すぐこの中から選ぶのは困難を極める。
「国葬後の29日に派閥総会が行われて、そこで新体制発表なんて話もありましたが、どうやらそこまではまだできなそうです。最終的に強力なリーダーが必要だってところでは派内の意見は一致しているのですがね」(永田町関係者)
27日に予定されている安倍氏の国葬は世論調査で批判の方が多い。その国葬が終わってもまだ旧統一教会問題が控えている。自民党最大派閥の決断はいかに。












