異常事態を平常心で乗り切る。大相撲名古屋場所13日目(22日、愛知県体育館)、幕内逸ノ城(29=湊)は伊勢ノ海部屋で新型コロナウイルス感染者が出たことを受けて錦木(31)の休場で不戦勝。思わぬ形で星を拾い「残りも頑張りたいと思います」と気持ちを引き締めた。

 相手の休場は朝稽古を終えて把握し、場所入り後は「(支度部屋で)ゆっくりしていた」と振り返る。また、この日はコロナによる休場者が相次ぎ、自身の取組を含めて5番連続で不戦扱いとなった。逸ノ城が「不戦勝したことはあるけど、いつもと違う感じでした」と話すように、会場は異様な雰囲気だったようだ。

 取組が減ったことで幕内土俵入りの時間が後ろ倒しになった。それでも「時間がずれても取組はあるので自分の目の前のことに集中していきたい」ときっぱり。2敗を守った横綱照ノ富士(伊勢ヶ浜)とトップを並走したまま賜杯レースの最終コーナーに突入する。