〝モンゴルの怪物〟に初優勝のチャンス到来だ。大相撲名古屋場所12日目(21日、愛知県体育館)、幕内逸ノ城(29=湊)が幕内翔猿(30=追手風)を力強く押し出して10勝目。横綱照ノ富士(30=伊勢ヶ浜)とともに2敗で並び、V争いのトップを守った。

 日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は「積極的に前に出ようとした。(相手を)見ているだけでなく、自分から圧力をかけている。落ち着いている」と相撲内容に高評価を与えた。

 これまで逸ノ城は新入幕だった2014年秋場所で13勝、19年春場所では14勝を挙げるなど優勝争いを経験。八角理事長は「優勝争いと優勝は違う」としながらも、すでに今場所は役力士との対戦を終えており「(残り3日間は)自分の力を出せば勝てる相手ばかり。平常心で力を出せれば」とプラス材料を挙げた。

 この日、逸ノ城は取組後の取材対応はなし。集中力を高めて残り3日間に臨む。