大相撲秋場所(9月11日初日、東京・両国国技館)の新番付が発表された29日、小結逸ノ城(29=湊)がオンラインで会見を行った。

 7月の名古屋場所で初優勝を果たし、西前頭2枚目から西小結に番付を上げた。昨年九州場所以来の三役復帰に「三役に定着していくこと、これから上を目指していくことが一番大事。優勝したからといって変わることがないように」と力強く語った。

 過去に三役の地位で勝ち越した経験はあるが、白星が2桁に到達したことはない。大関昇進は三役の地位で3場所合計33勝が目安とされており、逸ノ城は「(2桁白星は)今までないので、それを目標に。平幕で2桁勝つのと、三役で2桁勝つのは全然違う。それを目指したい」。これまでは難しさを感じたこともあったようだが「今は自信がある」と言いきった。

 今月は約2年8か月ぶりに巡業が再開し、出稽古では時津風部屋と玉ノ井部屋で汗を流した。大関正代(時津風)の胸を借りた逸ノ城は「自分の相撲は決まっているので、それを考えながら(稽古を)やってきた。手応えは? よかったと思います」と振り返る。

 V力士は「名古屋場所と同じような相撲が取れれば」と気合十分。今場所も主役になるつもりだ。