フィギュアスケートの元全日本女王・紀平梨花(19=トヨタ自動車)が17日、東京・秋葉原で行われたイベントに参加し、新シーズンへの意気込みを語った。
中国の大手電機メーカー「TCL」のアンバサダーに就任した紀平は、同社のテレビ新製品体験イベントに登場。会場で公開された新しいCMについて「自分でも案を出して、どうやったらきれいに見えるか、秒数のカメラの映りで目線や顔の角度も調節し、こだわって頑張りました」と撮影秘話を語った。
昨シーズンは右足首などの故障でグランプリ(GP)シリーズ、全日本選手権など全ての大会を欠場。ずっと夢見てきた北京五輪も出場できなかった。つらい日々について紀平は「ケガでなかなか試合に出られず、練習を控えたりして、そこから少しやったらまた痛めて、また休んで、でもトレーニングして、でもたくさん歩いちゃってまた悪化して…。すごい我慢しながらも、良くなったかと思いきやアレ?みたいな繰り返しだった」と振り返った。
スケート人生で最も過酷なシーズンを送ったが、どんな時も笑顔で前向きに現状に向き合ってきた。笑顔の中にある強さについて問われると「もう嫌だなって思うことも多かったり、あまり考えたくないなってときもあったんですけど、でもやっぱりスケートっていいなってと思うこともたくさんあった」と話し、こんなポリシーを明かした。
「たくさんトレーニングを積み重ねている分、それを出したいって思いがずっと常に持っている。そこが変わらずブレないから前向きでいられていると思います。ファンの方にはたくさん待っていただいているので、その皆さんの期待とか応援がいつも力になって、ずっと表に出なくても、ずっと支えになっているので、それを試合でお返しすることを目標に頑張っています」
練習の合間にはテレビやユーチューブの鑑賞、料理などでリフレッシュ。選手生活を長く続けるうえで欠かせない「息抜き」についても、紀平らしい哲学がある。
「毎日、積み重ねて頑張ることこそが気持ち的にも息抜きで、ポジティブを保てるもの。毎日やれることをずっと積み重ねていきたいと思っています」
現在は日本スケート連盟の強化選手に名を連ねていないが、過去の実績からGPシリーズ1枠は与えられるとみられる。アサイン(各大会の選手割り当て)は近日中に国際スケート連盟(ISU)から発表される予定。20歳となって迎える新シーズンで完全復活を目指す。












