日本維新の会・藤田文武幹事長(41)は2日、国会内で会見を開き、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関わりについて調査結果をまとめ、衆参国会議員13人の名前を公表した。

 同党は旧統一教会や関連団体との関わりについて所属する衆参国会議員62人を対象に調査した。その結果、馬場伸幸共同代表、藤田幹事長、足立康史国会議員団政調会長、伊東信久衆議院議員、小野泰輔衆議院議員、中司宏衆議院議員、沢田良衆議院議員、高橋英明衆議院議員、吉田豊史衆議院議員、室井邦彦参議院幹事長、高木佳保里幹事長代理、柴田巧参議院議員、青島健太参議院議員の13人が、同教団や関連団体との接点があった。

 13人は関連団体のイベントへの参加や講演を行った。しかし、組織的な支援や寄付行為は受けていないという。

 藤田氏は「私だったら世界平和女性連合(WFWP)という団体のイベントに出席しました。ズブズブの関係だったと報じられたが、そういう事実はありません。意図せずに広告塔のように扱われていたということについては、ちゃんと受け止めたい。今後、悪い影響が国民に出ないように線決めをして、実行していきたい」と語った。

 一方、自民党の茂木敏充幹事長はこの日「旧統一教会とわが党との関わりは一切関係ない」と明言。しかし、自民党は維新のように個々の議員に対しての調査を行っていない状況だ。

「他党のことであんまりチャチャを入れるつもりはないんです」と藤田氏は話した上で「これだけ世の中をにぎわせて、メディアも大々的に報じられていますから、自分たちの実状を隠すことなく説明して反省すべきことは反省する。国民のみなさんに事実を見てもらう。自民党や他党のみなさんもやれるなら(所属議員の調査を)やったほうがいいと思います」と強調した。