日本極道界の統一を目指す男たちを描く任侠Vシネマ「日本統一」シリーズが話題だ。23日に公開されるシリーズ初の劇場版「劇場版 山崎一門~日本統一~」の主役は、シリーズ主演の2人、氷室蓮司を演じる本宮泰風(50)と田村悠人役の山口祥行(51)…ではなく、個性的なキャラクターたちで人気を誇る〝山崎一門〟。さらに、一門メンバーが歌う主題歌「男の貧乏くじ」(21日発売)の作詞は秋元康氏が担当。〝任侠&希代のヒットメーカー〟タッグが実現したワケとは――。

 ――シリーズ累計60作を超え、新作がリリースされるたびに各動画配信サービスで1位を獲得。映画化された本作は、主演を個性的なキャラクターで人気を集める〝山崎一門〟の北代高士、舘昌美、勝矢、中澤達也、本田広登、川﨑健太、小手山雅、岸田タツヤらが務める。主題歌「男の貧乏くじ」(21日発売)は山崎一門が担当したとか

 山口 主題歌に関しては僕はビックリしました! 僕は聞いてなかったんですよ。主題歌までいくんだ!って。

 ――秋元康さんの書き下ろしですね

 本宮 奇跡的な出会いやいろんな偶然があって。秋元先生にお願いできませんか?という場面があって「いいよ」と。本当にあれよ、あれよと実現した形ですね。

 山口 ビックリしましたよ。しかも、いい歌だなって。もうちょっとおちゃらけた感じなのかなと思ったけど、きっと秋元先生もノリでいいよと言ったと思うんですけどね。

 本宮 そんなガチで作ってくれたんだとビックリしちゃって。恐縮しましたよね。

 ――山崎一門のメンバーが主題歌も担当した

 本宮 僕ら2人はカラオケをしないので、やつらが本当に歌えるか分からなかったんですよ。ある日、「カラオケ行くぞ!」と、みんなを呼び出して誰か上手いのか歌わせようとして。

 山口 オーディションさせられたんですよ。あいつらもわけわかってないのに。

 本宮 メインボーカルを決めようと、エグゼクティブプロデューサーと一緒にオーディションを。今までカラオケなんか一緒に行ったこともないから、たぶん、相当怖かったと思うんですよ。カラオケボックスで、何をさせられるんだろうと。下手したらボコボコにされたり、ぶっ飛ばされるんじゃないかと思ってたと思う。

 ――どんな歌を歌わせたんですか

 本宮 とりあえず「得意の歌を歌ってみろ!」と。みんな長渕剛やEXILEなどを歌ってましたね。どんどんオーディションぽくなっていって、最後に共通の課題曲をみんなに歌わせて。「ミスターチルドレン」だったかな。

 ――6日19時からユーチューブでミュージックビデオ(MV)が公開される。本宮さんは初のMV監督を務めた。海辺での撮影やレコーディング、映画の名シーンなど盛りだくさんの内容だ

 本宮 やっぱり個性豊かなやつらがいるから、どういうやつをピックアップするのか親心で悩みました。

 山口 僕は出てないけど、泰風、大変だなって思ってました。

 本宮 僕がいろいろカット割りを考えたりとか、悩んでいる姿を(山口が)ずっと見てたんで。

 ――本宮さんは「本気でふざけようぜ!」と撮影に臨んだとか。山崎一門、大成虎雄役の小手川雅さんは海岸に埋められてましたね…MVの主人公ですか?

 本宮 あれを主人公って言いますか(笑い)。

 山口 いい解釈するね!

 本宮 普段からそういうキャラでもあるんですよ。埋められて絵になるやつはアイツしかいないんで。

 ――MV監督を経験して

 本宮 楽しかったですけど、いざ作ってみて猛反省点ばっかりで。こうしとけばもっとこうなったのになとか、ありますね。

 ――山口さんは出演したかったんじゃないですか?

 本宮 埋められたいんじゃないの?

 山口 いやいや…(苦笑い)。

 ――山崎一門の皆さんは癖になったのでは

 本宮&山口 こいつら調子に乗っていると思いますね。

 ――歌も上手だなと

 山口 うまいんですよ! (MV)撮影終わってホテルに帰ってきた時に、あいつら余韻に浸っていましたから。レコーディングに遊びに行った時から、もう余韻に浸ってましたらから(笑い)

 本宮 キャバクラとかで言っちゃってるかもですね。

 ――新作がリリースされるたびに各動画配信サービスで軒並み1位に。秋元さんが主題歌を担当して、まさに「日本統一」ブームの様相だ

 本宮 MVの撮影をしてても、やっぱり人の認知度が高くなっていることを肌で実感ができて。意外とこういうのって昔から経験があるんですけど、地方に行けば行くほどってところがあるんですよ。

 山口 突然、人が見に来てくれるっていうとかね。

【日本統一】2013年にVシネマ第1作がリリースされた大人気コンテンツ。日本極道界の統一を目指す男たちのサクセスストーリーで、不良少年の氷室蓮司と田村悠人が頂点を狙う。氷室と田村を中心とした“山崎一門”は、個性的なキャラクターで絶大な人気を誇る。公式サイトによると、テレビドラマでもなく、映画でもない新たな映像コンテンツとして存在感を示している。

☆もとみや・やすかぜ 1972年2月7日生まれ、東京都出身。94年に日本テレビ系ドラマ「シュプールは行方不明」でデビュー。98年にタレントの松本明子と結婚。中野英雄、的場浩司、山口祥行と並び「ネオVシネマ四天王」と評される。
 
☆やまぐち・よしゆき 1971年8月6日生まれ、東京都出身。ジャパンアクションクラブを経て86年デビュー。アクション能力の高さで知られ、「仁義シリーズ」「日本統一シリーズ」など任侠ものに数多く出演する。