大関陣への期待値は――。日本相撲協会の伊勢ヶ浜審判部長(62=元横綱旭富士)が8日、名古屋場所(10日初日、愛知県体育館)の取組編成会議後に電話取材に応じた。
連覇を狙う横綱照ノ富士(30=伊勢ヶ浜)は初日に小結阿炎(錣山)、2日目に幕内霧馬山(陸奥)と対戦する。休場明けの先場所は前半戦で3敗するなど苦しんだ弟子について、伊勢ヶ浜部長は「いつも通り。普段からやれることを自分でやるしかない状態」とした上で「出る以上は横綱なんだから優勝しないといけないし、それを目指して頑張らないといけない。それは本人も自覚しているんじゃないか」と期待を寄せた。
そうした中、不振が続く大関陣に話題が移ると次第に厳しい口調となった。
今場所は御嶽海(出羽海)、正代(時津風)の2大関がカド番。先場所8勝7敗の貴景勝(常盤山)も奮起が求められる立場だ。
「やっぱり大関として恥ずかしくない相撲を取ってほしい」と切り出した伊勢ヶ浜部長は「意地を見せてほしい? 正直言って、あまり期待していない。いつもそう、もうずっとじゃないですか。1年以上続いているんじゃないですか、こういう状態が」とバッサリ。続けて「長い間こういう状態が続いているので、もう一度足元固めて大関らしい相撲を取ってほしい」と付け加えた。
さらに「(大関は)常に横綱を目指して頑張るという状態じゃないといけない。そうなってほしいと思ってますけど、今見る限りでは大関を維持するのがやっとという感じ」と現状に満足しているのではないかと疑問視。
伊勢ヶ浜部長は「自分の相撲をもう一度見つめ直して横綱を目指して頑張るというのが必要なんじゃないか。もちろん本人たちもそう思ってやってるかもしれないが、結果として出ていないから。そう言われてもしょうがない」と努力不足を指摘しつつ、高い〝目標設定〟を要求した。
大関陣はこの辛口エールを力に変えられるか。












