福井競輪GⅢ「開設72周年記念 不死鳥杯」が7日に初日を開催した。柴崎淳(35=三重)が、昨年6月のGⅢ「第1回大阪・関西万博協賛競輪」を制した思い出のバンクで躍動した。

 初日の一次予選3Rは会心の打鐘カマシでレースを支配。番手の山口泰生(40=岐阜)に先着を許したが力強い運びはインパクトがあった。

 山口が「淳は『緩んだら出し惜しみをせずに行きます』と言っていた」と作戦通りだったようで、本人は「まあ、1着だったら100点でしたね」と控えめに喜んだ。

 2020年9月の伊東GⅡ共同通信社杯で落車し第一腰椎を骨折。非常にデリケートな部分であり、一時期は選手生命の危機にまで陥った。不屈の精神で這い上がり上位戦まで戻ってきたが、ケガした場所が場所だけに完治は難しいという。

「状態がどうこうとは言えないし、ハッキリ言って良くなる時より悪くなる時の方が多い。だから、その数少ない時間が競輪人生のチャンスと思ってやっています。中でもレースの3分間だけは…と」

 二次予選7Rは同じ練習グループで苦楽を共にする谷口遼平(28=三重)を目標に得た。万全の態勢で挑み、準決への切符をつかむ。