パリロードへの第一歩だ。レスリングの明治杯全日本選抜選手権(東京スポーツ新聞格技振興財団協賛)最終日(19日、駒沢体育館)、女子50キロ級決勝は、東京五輪金メダルの須崎優衣(22=キッツ)が吉元玲美那(21=至学館大)を下し、2大会ぶり5度目の優勝。その後のプレーオフでも吉元に勝利を収め、9月の世界選手権代表に決まった。
昨夏の東京五輪以来、約10か月ぶりとなる実戦でも女王には関係なかった。「今回の試合でたくさん課題を得ることができた」と謙遜気味に振り返ったが、ここ一番で勝負強さを発揮。「反省点が多いってことは、これが自分の伸びしろだと思うので、パリ五輪へいい成長のきっかけになった」と充実の表情を見せた。
五輪の頂点に立っても、須崎の辞書に〝満足〟という言葉は追加されていない。「金メダリストのプレッシャーはない。東京五輪で金メダルを取れたのは過去のこと」ときっぱり。その上で「9月の世界選手権で絶対に世界チャンピオンになって、12月からパリ五輪の予選が始まるので、パリ五輪につなげられるように頑張りたいと改めて思った」と力強く言い切った。
衰え知らずの向上心は金メダリストになっても健在。霊長類最強女子の座は〝須崎優衣〟が継承する。












