日本サッカー協会の反町康治技術委員長(58)が、森保ジャパンの戦いぶりに進化を感じている。

 6月の4試合は2勝2敗。6日のブラジル戦(国立)に0―1で惜敗し、14日のチュニジア戦は0―3で完敗した。どちらも枠内シュート0本だった。11月に開幕するカタールW杯に向けては不安も指摘される中、16日の技術委員会後にオンラインで取材に応じた反町委員長は決定力不足など「足りない部分もたくさんある」とした上で成果も強調した。

 昨夏の東京五輪準決勝でスペインと対戦したときのボール保持率が32%だった反省から、45%以上を数値設定。それを踏まえて同委員長は「ブラジル戦で数値的には日本が47・8%、ブラジルが52・2%とほぼ互角。GK、センターバック、アンカーを使ったビルドアップが効率よくでき、チームでやろうとしていることができた」と語った。

 また6月の活動については「チーム戦術の確認と徹底、選手の並びやコンバート、適性などを見られた。課題や問題点を抽出して、次の試合につなげていくということはできた。おのおの力量、戦術眼などは練習も通じて把握できたので、一定の成果はあったと感じている」と総括した。

 今後は国内組だけの編成となる来月の「東アジアE―1選手権」を経て、9月には11月に開幕するカタールW杯最後の活動が控える。反町委員長は「(9月は)2試合を予定している。ここで言及することできないが、W杯に出場する国で間違いない。まだ最終調整はできていないが、大詰めまできている」と説明。欧州に遠征する見通しという。