川崎競輪場で23日、S級シリーズ(FⅠ)が開幕する。緊急事態宣言も21日に解除され、今節はファンも入場できる。そんなファンに夜の花火を披露するのが、ガテン系イケメンの高久保雄介(34=京都)だ。
担ぎ上げたフレームに刻印されているのは「Yuta.W」の赤い文字。輪史最強の呼び声高い脇本雄太(32=福井)のフレームの証しだ。「ワッキー夫妻と自分たち夫婦で一緒にご飯を食べる機会があったんです。そこでいろいろ教えてもらいました」。輪界のトップをひた走り、東京五輪代表に内定している脇本から、どん欲に学ぼうとした。
ナショナルチームを支える「ハイパフォーマンスセンターオブジャパンサイクリング」(HPCJC)仕込みの、新型機を脇本は操る。フレームについて聞くと「脇本は『乗ってみないと分からない』というので、じゃあ貸して」と、1台借り受けた。
3場所前の途中からレースでも乗ってみると「今まで乗ったことのない乗り味」だったという。まだ今の時点では「乗りにくい、乗りこなせていない」が「うまくいけば、火を噴く」と感じている。
容易ではないことも承知の上で、挑んでいる。初日(23日)のS級予選10Rはフレームの良さに近づきつつ、しっかりと人気に応えてみせる。












