史上8人目の偉業は時間の問題だ。日本人初の世界バンタム級3団体統一王者(WBAスーパー、IBF、WBC)となった井上尚弥(29=大橋)が年内の「4団体統一」へ照準を合わせている。
7日に行われた同級3団体統一戦(さいたまスーパーアリーナ)では前WBC同級王者のノニト・ドネア(39=フィリピン)を2ラウンド(R)TKO勝ち。戦前の「ドラマにするつもりはない」という言葉通り、圧倒的な強さを見せつけた。
モンスターは一夜明けの会見でスーパーバンタム級への階級アップも視野に入れつつ、当面の目標は「4団体統一」であることを大橋秀行会長とともに確認。年内にも世界で7人しか達成していない大偉業に挑むことになる。
そうなると注目されるのが次戦の相手、WBO同級王者ポール・バトラー(英国)だ。これまでボクシング界の〝問題児〟と言われるジョンリール・カシメロ(フィリピン)が統一戦の相手に浮上していたが、4月に減量目的で禁止されているサウナを使用して王座剥奪。これによって暫定王者のバトラーが正規王座となったが、モンスターの強さを知る多くのボクシング関係者は「井上が楽勝」「バトラーは相手にならない」と予測している。
そんな中、バトラーは所属するプロモート会社「プロベラム」の公式ページに現在の心境を掲載。井上との対戦について「バトラーは死にたがっている、この試合に同意することは死刑執行にサインするようなもの…などと言われ、様々なコメントを読んでいる」と明かした上で「ハッキリ言っておくが、私は勝てると信じて試合に臨むつもりだ。試合に勝って文句なしの世界バンタム級チャンピオンになれると信じ、リングに上がる」と決意表明している。
さらにバトラーは日本開催にも前向きだ。ドネア戦前に井上サイドから「試合を受けるとしたら、どこでやりたいか?」と打診されたことを明かし、バトラーは「私は日本での試合を希望していることを伝えた」としている。
モンスターの大偉業は日本で見られるのか。いずれにせよ、異次元の強さに早くも〝楽勝ムード〟が漂っている。












