カナダサッカー協会は同国代表とイランが6月5日にバンクーバーで行う予定だった国際親善試合をキャンセルしたと発表した。

 英「BBC」によると、2020年に1月にウクライナ国際航空752便がイラン軍の傘下にあるイスラム革命防衛隊のミサイル誤射により墜落され、85人のカナダ人を含む乗客176人全員が死亡。この事件のためカナダ国内ではイラン戦の開催に猛反発が出ていたという。

 カナダのジャスティン・トルドー首相もイランとの親善試合について「このゲームに資金を提供していない」と強調した上で「悪いアイデア」と指摘し、イラン人の入国を拒否する可能性を示唆していた。またカナダの英国高等弁務官であり、PS752便の元特別顧問であるラルフ・グデール氏は、自身のSNSを更新。カナダサッカー協会の決定を「嫌悪感」とし「組織の能力と価値観の両方に疑問を投げかけている」と非難した。

 カナダ代表は11月に開幕するカタールW杯で36年ぶりに出場権を獲得。突然の試合中止はチームの強化計画に大きな影響を与えそうだ。