悲願の初勝利だ。配信の格闘技イベント「RIZIN LANDMARK vol.3」(5日)で、YUSHI(34)がZENKIを下しプロ初勝利をゲットした。

 YUSHIは昨年大みそかの「RIZIN.33」(さいたまスーパーアリーナ)で、サッカー元日本代表FW三浦知良(JFL鈴鹿)の次男・孝太の格闘技デビュー戦の相手を務め、KO負けを喫したものの一躍注目を集めた。

 試合は前日計量でZENKIが2・75キロオーバーだったため公式ルールにより「YUSHIが勝った場合、その結果を公式記録とする」「YUSHIが負けるか引き分けの場合、記録はノーコンテストとする」「ZENKIに減点を科した上で、試合を開始する」の条件で行われることになった。

 プロ初勝利を目指すYUSHIは髪を青く染め、ド派手なガウンを身に着けてダンスを踊りながら入場。試合前から自らの世界観に会場を染め上げると、ゴングが鳴っても1ラウンド(R)から強烈なローキックで尻もちをつかせるなど打撃で圧倒だ。グラウンドの攻防でもバックテークからチョークを狙うなど、危なげない戦いを展開した。

 2Rになると一気に決めにかかる。相手に引き込まれる形で入ったグラウンドの攻防でも圧倒したが、余裕でパスガードするや立ち上がりスタンドに戻るように要求。これに応じた相手に右のパンチを叩き込み、ダウンしたところに追撃のグラウンドパンチを放とうとしたところでレフェリーが試合を止めて勝利が告げられた。

 試合後、YUSHIは「やっと勝てました! ありがとうございます」と絶叫。客席で孝太も見つめる中「去年の年末、孝太君に負けて…。背負うものがあるつもりだったんで、悔しくて仕事そっちのけで励んできました」と歓喜する。そして「最後少し疲れたけど『倒しきらないと』と思ってやり切ることができました。勝ち上がってRIZIN盛り上げていきたいと思いました」と振り返った。

 最後に、まさかのメガイベント「THE MATCH 2022」(6月19日、東京ドーム)出陣を志願し「俺が一番盛り上げられるんじゃないかな。入場とパフォーマンスは最強なんで、6月、待ってるぜ」と白い歯を輝かせた。その勢いは増すばかりだ。

「YUSHIvsZENKI」が行われた「RIZIN LANDMARK vol.3」は「RIZIN LIVE」ほかでPPV配信。アーカイブ配信は10日23時59分までとなっている。