日本にはまだまだ知られざるパワースポットがある。本紙でおなじみのスピリチュアルアドバイザー・山口彩氏が、知る人ぞ知る“隠れパワースポット”を紹介。今回は沖縄県糸満市の「具志川城跡」へ。ここはどんな場所? 山口氏が感じたものとは?

 山口氏は事前にネットなどで「パワースポット」と言われている3か所をピックアップし、それぞれの場所へ向かった。

 1つ目は有名な観光地。しかし、近づいたところで「パワーを失っている」と感じ、車を降りることなく引き返した。2つ目はある人の墓。こちらも同様だった。

 3つ目が崖の上にあって、三方が海に面している「具志川城跡」(糸満市)だった。出土した遺物から、13~15世紀の間の短い期間に使用されていたと考えられているが、正確な居城年数は分かっていない。自然石を積み上げた石垣が残っている。

 駐車場に到着すると、これまでとは打って変わり、山口氏は車を降りて城跡へと歩きだした。デコボコ道をスイスイと進み、石垣の間を通り抜けると、「ここです」と立ち止まった。

 そこは曲輪を見下ろす場所。海に突き出した曲輪へ下りる階段の手前だ。山口氏によれば、この場所は太陽、海、大地のパワーが集まり、最良のパワースポットになっているという。目の前には海の絶景が広がり、太陽を遮る構造物もない。風が心地良く、確かに立っているだけで気分が晴れてくる。

 世の中にはパワースポットと呼ばれている場所が数々あるが、明確な判定基準があるわけではない。山口氏によれば「訪れた人が『いい』『力があふれてくる』『癒やされる』と気分が良くなり、元気になれたら、そこがパワースポットです。私は最近、有名ではないパワースポットを自分で見つけて巡っています」とのこと。「パワーをもらえた」と感じる人が多ければ、次第に集まる人が増えてくる。

 具志川城跡を検索しても、パワースポットとして扱っているサイトは少ない。しかし、ここは山口氏のようなその道のベテランが認め、一般の人もその景色や環境に癒やされ、元気になれる。隠れたパワースポットと言えそうだ。

 ところで気になるのは、他の2か所では車すら降りなかった山口氏が、なぜここでは車を降り、率先して歩いたかだ。

 山口氏によれば「実は助言してくれた“女性”がいたんです。金粉のようなものに包まれて輝く、本州とは違う沖縄っぽい白い着物を着た女性です。この場所でユタとして城や民のために祈っていた高貴な方です。預言者でもあったようです。今は神のような存在になっています」。なお、同行者にはその女性の姿は見えていない。
 山口氏には見えたその女性が奥へと歩くように導き、「ここ!」と指示したのが曲輪を見下ろす“パワースポット”だった。

 実は山口氏、この沖縄への旅で、ある50代男性の“除霊”ができる場所を探していた。男性はここ数年、自身と身内にあまりに不幸が続くため、山口氏に相談していた。山口氏は男性とたもとを分かった沖縄県出身女性にまつわる“生霊”を感じ、その“念”を取り除くために、沖縄で最良の場所を探していた。

 この目的も含めてパワースポットに導いてくれたのが、具志川城跡の“高貴な女性”だったという。山口氏は女性が「ここ!」と指示した場所でしばらく手を合わせ、相談者の男性を呼ぶと、海に向かって手を広げるように伝えた。山口氏は男性の背中を軽く押すような動きをしばらく続け、「大丈夫です」と男性を解放し、再び海に向かって手を合わせた。男性によれば「背中が一瞬熱くなり、手ではなく、鉛のようなもので押されている感じがあった。必死に足を踏ん張っていた」という。

 そして、沖縄での“除霊”から1か月後、改めて50代男性に“効果”を聞いた。「あれ以降、出会う人間が明らかに変わり、仕事を良い方に導いてくれそうな人と出会っている。何かが変わり始めたと感じている」と話している。