【人気モデル・岡田紗佳のもう一度見たいMリーグ】

 4月1日2回戦 南2局0本場=佐々木寿人(格)、小林剛(U)、二階堂亜樹(風)、近藤誠一(セ)

 KADOKAWAサクラナイツの岡田紗佳です。チームメートの沢崎誠選手が病気のためセミファイナル最終試合日以降、数か月間入院することになりました。残念ですが、沢崎さんの分まで戦い、退院祝いとして優勝シャーレを持ち帰りたいと思います。

 今週のコラムの主役は小林選手。先々週の寿人選手の四暗刻に続いて、役満の大三元が飛び出すかと思われたのですが、冷徹かつ繊細な選択でそうはなりませんでした。

 萬子123をチー、中をポンして一向聴になった時です。手の内は白がトイツで發が1枚、萬子45899という形です。トップ目であること、白を鳴けなくても満貫になる可能性があることから發を切るのかと思ったのですが、8萬を切りました。役満にはこだわらない小林選手だけに驚きました。トップ目につき守備も考慮し、アガるなら高い手という選択でしょう。

 さらに發も重ねて大三元の一向聴となります。さすがにここは45萬を落としてロマンの大三元に向かう人が多そうですが、9萬を切っていったん小三元に向かいます。45萬を切るより9萬を切った方がアガリ率は高く、トップ率も高まることは、Mリーガーならば誰でも知っていることです。それでもやはりここまでハッキリ見えている役満に突き進んでいきたいというのが、人というものではないでしょうか(笑い)。45萬がタテに重なり大三元になるチャンスは残っているとはいえ、この選択ができるのはさすが麻雀ロボですね。

 近藤選手からリーチが入った後、發をポンして小三元ホンイツを36萬待ちでテンパイします。さらに近藤選手から白が打ち出されますが、これは鳴かず。ポンして大三元を確定させても4萬か5萬単騎となり、待ちがかなり悪くなる上に、近藤選手に両方通ってないため放銃してしまう可能性があるからです。

 結果的にここで白を鳴いて、さらに4萬単騎に受けていれば大三元だったのですが、近藤選手の河には1萬が捨てられており、普通に考えれば安全度が高い4萬を切って両無筋の5萬単騎に受けるためアガっていなかったでしょう。

 見ている人を熱くさせる役満よりも、トップのために現実的な選択。この局はアガリには結びつかなかったですが、役満を狙わないということでこれだけ盛り上がれるのは小林選手だけですね。

 ☆おかだ・さやか 1994年2月19日生まれ。東京都出身。モデルやグラビア、バラエティー番組などで活躍。漫画原作も手がける。日中ハーフで、6歳のころから麻雀に親しみ、2017年4月に日本プロ麻雀連盟所属女流プロ雀士となった。「KADOKAWAサクラナイツ」から指名を受け、19シーズンからMリーグに参戦。青山学院大学出身。T170・B85・W58・H83。“役満ボディー”の異名を持つ。