〝奇跡〟の脱出に大前進だ。大相撲春場所11日目(23日、大阪府立体育会館)、カド番の大関正代(30=時津風)が、幕内宝富士(35=伊勢ヶ浜)を突き落としで破り6勝目(5敗)を挙げた。

 軽快な動きで星を一つ先行させた取組後は「序盤からだいぶ苦しい展開だったので、白星が先行したということで気持ち的にも少し余裕が出てくるのかな」と手応えを口にした。

 3度目のカド番で臨んだ今場所は4連敗スタート。現行制度では初日から4連敗を喫しながらカド番を脱出した大関はおらず、陥落は不可避と思われる中で巻き返してきた。

 正代は「(5日目に)初日が出たことを境に変わってきた。余裕が出てきて相撲にも影響したのかな。いい流れが来ているので止めないようにできたら」と気を引き締めた。残り2勝を挙げ、大関の座に踏みとどまることはできるか。