大相撲春場所6日目(18日、大阪府立体育会館)、横綱照ノ富士(30=伊勢ヶ浜)が休場を発表したこの日、師匠の伊勢ヶ浜親方(61=元横綱旭富士)が報道陣の電話取材に応じた。

 照ノ富士は「右踵骨骨挫傷、左変形性膝関節症」により2020年秋場所以来となる12度目、横綱昇進後で初の休場。伊勢ヶ浜親方は「昨日、場所を終えて帰ってきて話した。『今の状態だといい相撲が取れない。カカトとヒザが限界』と言っていた」と本人から申し出があったことを明かした。

 かねてヒザの古傷は懸念材料だが、先の初場所で右カカトを負傷。今場所前には新型コロナウイルス感染も重なり、伊勢ヶ浜親方は調整面に懸念を示していたが「それもあるが先場所のものが悪化した。病院? ケアのために毎日行っている」と語った。

 手術などは考えていないというが「(本人は)休みたくはないが、踏ん張りがきかない状態。(痛いなど)そういうことを自分から言ってくる子じゃないので、よっぽどきついのでは。私から見ればあの状態で普通に相撲を取っているが(普通じゃない)」と弟子をおもんぱかった。

 来場所への影響が心配される中「もちろん(出場の)そのつもりで治していくつもり」と語る中に、悲壮感を漂わせていた。