18日の川崎―FC東京戦(等々力)から開幕するJ1で大きな話題の一つになっているのが、G大阪に迎えられた片野坂知宏監督(50)の手腕だ。

 近年はクラブ規模が決して大きいとは言えない大分を率いてJ1で善戦。昨季は18位で無念のJ2降格となったものの、天皇杯で驚異的な快進撃を見せてクラブ史上初の準優勝を果たした。その指導力や采配が日本サッカー界で関心を集める中、今季からG大阪の指揮官に就任。昨季13位と低迷した名門の再建を託された。

 そんな名将に元日本代表MF前園真聖氏(48=本紙評論家)も注目。高校サッカー界の名門・鹿児島実高の先輩である指揮官について「当時の印象はとにかく真面目で、キャプテンとしてチームのことをよく考えて、コツコツと裏方に徹してチームを支えるような人でした。分析のことなどもよく考えていました」と振り返る。

 指導者としての特長は独特の人心掌握術。名門再建にうってつけと見ている。「監督として評価されながらも、選手に〝近い〟ところがあり、コミュニケーションもうまいのが素晴らしいです。ガンバらしいサッカーに加えて選手の良さを引き出しながら〝新しいガンバ〟もつくり上げてくれるはずです。そして名門のチーム力を押し上げていくと期待しています」

 今最も勢いのある指揮官率いるG大阪がJ1の台風の目になって川崎の3連覇阻止といきたいところだ。