スーツ規定違反で異例の失格判定が続出し、大波乱となった北京五輪ノルディックスキー・ジャンプ混合団体。その陰で中国選手が〝謎のパーフェクトスコア〟を叩き出していたことが分かった。

 欧州のスポーツ専門局「ユーロスポート」によると、中国チームの2人目として飛んだ宋祺武(そう・きぶ)の飛距離は不利とされる追い風の影響もあり、わずか71・5メートル。トップの選手からは30メートル以上離された凡ジャンプに、中国の解説者や観衆からはため息がもれ、宋自身もうなだれたと同局は伝えた。

 ところが、その直後、テレビモニターに映し出された飛型点は、なんと審判5人全員が満点の20点。上下2つの点数を除いた合計60点が表示されたというのだ。

 ユーロスポートは「宋にとっては残念ながら、この点数は技術的エラーによるものだったことが判明した」と報じた。実際の宋の得点は44点。中国チームは1回目のジャンプで最下位の10位に終わり、2回目には進めなかった。