岸田政権が大量の在庫を抱える上に巨額の配送料がかかり、物議を醸した布製「アベノマスク」の対応に四苦八苦している。

 後藤茂之厚生労働相(66)は7日の衆院予算委員会で、立憲民主党の小川淳也政調会長に「アベノマスクを使い捨ての雑巾や野菜の苗床として活用したりするのは適切か」との質問に「有用とは少し違う。本来の目的を踏まえれば、マスクとしての活用を優先すべきだ」と転用には慎重な答弁を行った。

 布マスクは不織布マスクに比べて目が粗いとされ、感染防止効果が劣るという。小川氏は「厚労省は不織布マスクを推奨し、布製は推奨していないのではないか」と厳しく追及。後藤氏は「不織布マスクの内側に当ててもらえば、着用が心地よくなるなど、いろいろな工夫はあると思う」とした。

 政府は在庫のアベノマスク8000万枚を3月以降、希望者や団体に無償で配布する方針だ。

 一方、アベノマスクをめぐる国会論戦にネット上では「布マスクは雑巾としては使いづらい」「国が布マスクでなく不識布マスクを国民に着用の推奨してる中、これに10億円の税金をかけて送るのは無駄」との書き込みが寄せられている。